【コラム】私たちができること

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新型コロナウイルスの蔓延により、様々な影響や被害等が全世界で出ております。茨城県では先日、緊急事態宣言が解除されましたが、まだ予断を許さない状況かと思います。

 

しかし、こんな時だからこそ自分自身の健康、そしてご愛犬、ご愛猫の健康と向き合うチャンスです。

 

今回、来院前にお家で見ていただきたい、5つのチェックポイントをお伝えしたいと思います。

 

①元気食欲はありますか?

5段階評価とした時、通常を「5」、全くない時を「0」とします。その時「3」(50%)を下回る場合、ご来院をお勧めします。

 

②おしっこの回数や量、色は変化ないですか?

おしっこは増えすぎても少なすぎても良くないです。個体差もありますので、回数などメモしていただいたり、色味の変化はケータイで写真など撮影していただくと分かりやすいと思います。

 

③正常な便はでていますか?

軟便や下痢は様々な場合で起こります。一概には言えないですが、①の元気食欲の低下に伴う便の異常であれば、早めの受診をお勧めします。またその際、少量の便をビニール袋か容器に入れて、持参していただくと糞便検査も行うことができます。

 

④お水飲む量は増えてないですか?

気温も暖かくなってきたため、お水を飲む量が正常でも少し増えるかと思います。しかし一日の飲水量が、体重1kgあたり約100ml(5kg で500mlのペットボトル一本分)飲むようだと明らかに多いです。元気食欲あっても病気が隠れている可能性があるので注意しましょう。

 

⑤咳が増えたりしていませんか?

咳の主な原因として大きく2つあり、呼吸器(気管や肺など)の病気の場合、心臓病からの場合があります。ポイントとしては安静時にも咳が出ているかどうかを見てあげてください。また咳に見えても「くしゃみ」や「逆くしゃみ」のケースもあります。可能であれば症状を動画で撮影していただくと、診察の時にスムーズです。

 

参考にしていただければ幸いです。

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